【アンケート実施期間】2010/6/30(水)〜7/27(火)
有効回答者数:680名(女性444名/男性236名)
愛犬の飼育費調査に引き続き、猫オーナーのみなさんにご協力いただき、年間にかかる愛猫の飼育費についてアンケート調査を実施しました。以下、項目別に
年間の費用平均と、それを元に算出した月間の費用平均を表にまとめましたので、ご覧ください。なお今回の調査結果では、雑種と純血種に大別して費用比較しています。
★前年度の「教えて!愛猫の飼育費」調査結果はこちら!
★上記1年間のペットにかかる費用は、前年度と比べて増えていますか?減っていますか?
フラッシュを最新バージョンにアップグレードしてください。
★前年度比で費用が増減している、もしくは変わらない理由は?
※「増えている」「減っている」「変わらない」を選んだ回答者対象の質問。
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「増えている」と回答した人の主な理由
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・高齢化に伴う治療費や医療費の増加
・飼育頭数の増加
・より高額なフードに変えたため
・ペットグッズが値上がりしたため
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「増えている」と回答した人のコメント抜粋
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◆ペットが年をとって病気が増えて医療費がかかるようになったのと、餌も安いものからなるべくいいもの(高いもの)をあたえるようになったから(雑種)
◆飼っているうちに色々と健康に良いものやおいしいものなど、こだわりが出てきてしまって、つい高いものを買っていく傾向になってしまっています。(雑種)
◆年齢に伴ってペット保険の掛け金が増えているので。(雑種)
◆新たに仔猫を飼い始めたので(雑種)
◆食欲がないときに今までのより高いキャットフードを食べさせると、味をしめてなのか、そのキャットフードしか食べなくなったので(雑種)
◆大きくなるにつれて食べる量が増えてきたから。(雑種)
◆歳をとるごとに、色々な事が心配になり、それがお金となって出て行くため。(雑種)
◆あれやこれやと かまいたくなるせいでしょうか。(雑種)
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「減っている」と回答した人の主な理由
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・医療費がかからなくなったため
・飼育頭数の減少
・節約しているため
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「減っている」と回答した人のコメント抜粋
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◆前年は飼い始めの年でキャットタワーや猫ベッド等初期費用がかかったが、用品が一通り揃い消耗品関係の出費のみとなった。(雑種)
◆特売を探して、出来るだけ安い所を探して買うようにしているので少し安くなっていると思う。(雑種)
◆猫が大きくなって体調が安定したから(雑種)
◆食事代は成長とともに上がってきているが、前年はネコの手術が2回あったため、治療費がかさみ、総合的には費用は減少した。(メイン・クーン)
◆モニターとかでフードを頂く事があったのでそれで少しは減りました。(わからない)
◆猫の頭数が減っている(雑種)
◆ネットで今までより安くペット用品を買うことが出来るようになったから(ロシアンブルー)
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「変わらない」と回答した人の主な理由
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・生活や体調に大きな変化がない
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「変わらない」と回答した人のコメント抜粋
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◆かける金額を決めている(雑種)
◆好き嫌いせず、決まったエサを食べるし、病気もしないから(その他純血種)
◆大きな病気も怪我もせず過ごしてくれている為。(雑種)
◆ペットフードなど特定のものしか購入しないので、出費の変動はあまりない(アメリカン・ショートヘア)
◆以前より、健康には気を使っており、現に健康であるし、特に変わる理由がないから(雑種)
◆おもちゃは手作りをするようにしたし、まだ病気にかかってもいない元気なコだから(メイン・クーン)
◆治療費は減ったが、おやつ代が増えたので。(雑種)
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 総評 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
今回行った2009年度の「愛猫の飼育費」に関する調査では、飼育費の年間総額が、
前年に同様の調査を行った際の結果と比べ、約1割増の6万7651円となりました。
前回発表した2009年度「愛犬の飼育費」の調査結果で、
愛犬の年間飼育費が平均12万8887円だったのに比べて額こそ少ないものの、
前年比率で見ると、犬は前年比102%と微増だったのに対し、
猫は前年比109%と、犬よりもはっきりとした増加傾向が見られました。
項目別に見ても、前年比132%の「トイレ用品」(平均1万116円)、
前年比111%の「ペットフード代」(平均2万1804円)が特に大きく増加しましたが、
その他すべての項目でも前年平均を上回る結果となりました。
支出の変化に対するオーナーの意見を見ると、「増えている」と回答した人の主な理由としては、
「愛猫の高齢化」「頭数の増加」「より高額なフードに変更したため」などが挙げられました。
なかでも「愛猫の高齢化」を理由に挙げている人の場合は、医療費、フード代など、
複数の項目で支出が増加したという意見が見られました。
前年の調査時にも高齢化に伴う支出の影響が見られましたが、その傾向は依然根強いようです。
犬に比べて平均寿命が長い猫の場合、一般に高齢期と呼ばれる7歳からの期間が長いため、
シニア向けフードや関連用品、医療費などの出費は、今後も増加傾向が続くものと思われます。