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2009年11月

2009/11/17

うちの愛犬の困り指数
【アンケート実施期間】2009/10/13(火)〜11/3(火)
有効回答者数:1067名(女性746名/男性321名)


今回のアンケート調査では、犬オーナーのみなさんにご協力いただき、愛犬の“困った行動”に対する“困り具合”を5段階で評価してもらいました。以下、代表的な“困った行動”を挙げていますので、さっそく見ていきましょう。

なお、全体の回答の平均値に加え、回答数の多かった上位10犬種に関しても平均値を出しています。



全項目のなかで、特に高い困り指数となったこの「吠え声」ですが、なかでも「ミニチュア・ダックスフンド」が3.5ともっとも高く、ついで「トイ・プードル」「ポメラニアン」と、小型犬が上位を占めました。小型犬は比較的声が甲高く通りやすいため、吠え声が耳につきやすいのかもしれません。また、猟犬として活躍したダックスフンドなどは、習性上吠えやすいと推測されます。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・来客、車の音ですぐに吠える。(ミニチュア・ダックスフンド)
・歳とともに無駄吠えが多くなった。(マルチーズ)
・電話やインターホンが鳴ると、モーレツに吠えて、会話ができなくなる。(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
・吠え声で近所から苦情あり。(ミニチュア・シュナウザー)
・人が来た時に吠えてくれるのはいいけれど、帰るまで吠えているから困る。(雑種)
・複数いるので、一匹が吠えるとみんな合唱。(ヨークシャー・テリア)
・家の中は全く吠えずに大人しいんですが、散歩中に他の犬を見た途端・・・町内中に響き渡るデカ声で吠え立てます・・・。(ビーグル)
・散歩や食事の催促をして近所迷惑。(秋田)





ヨークシャー・テリアが全体の平均値を大きく上回る結果となりました。寄せられた意見から、ひとくちに“粗相”といっても、体の大きさや体型とトイレのサイズが合っていなかったり、ストレスなど、その背景にはさまざまな理由があることが予測されます。粗相を予防・解消するためには、しつけ以外に、その原因は何かを見極めることが重要と思われます。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・自分は人間と同じと思っているのか、人間用のトイレに行って、ウンチするようになってしましました・・・。(チワワ)
・トイレには行くけど、最後までし終える前に走ってくるので、結局トイレから尿や糞がはみだして床が汚れる(トイ・プードル)
・トイレシートからはみ出す、また、一度使ったシートで二度目はしない。(グレート・ピレニーズ)
・普段はトイレシートにするのに、留守番をさせると嫌がらせのようにあちこちにする。(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)
・散歩に行った時、それまでは道路の端を歩いているのですが、ウンチをする段になると急に道路の真ん中に行き悠々とウンチをします。時には通る車に待ってもらったりするので困っています。(パグ)





全体平均2.4に対し、「ビーグル」が3.3、「ヨークシャー・テリア」が3.0と、特に高い困り指数となりました。人の食べ物を欲しがることはもとより、誤飲につながる可能性を考えると、困り指数が高くなるのも納得です。また、“食糞”に困っているという声も少なからず聞かれたのが印象的でした。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・ダイニングテーブルの上に置いてある食べ物を椅子に飛び乗って食べてしまう。(チワワ)
・道端に落ちているものをすぐに食べてしまい、取り上げようとしても絶対に無理なので、とても困っています。(ラブラドール・レトリーバー)
・食べ物でないもの、たとえばティッシュや新聞紙などを食べる。(パピヨン)
・人の食事のおこぼれを待っている。(柴)
・猫も飼っているが、その猫のウンチを食べる。(ミニチュア・ダックスフンド)
・食糞が悩みのタネです(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)





犬の問題行動で多く聞かれることのひとつがこの「噛み癖」ですが、困り指数としてはもっとも低い数値になりました。犬と暮らす上で、噛み癖を放置することが将来的に非常に危険であるという認識のもと、しつけを徹底しているオーナーが多いものと思われます。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・自分の足の毛を噛み、血が出ていることもある。(ミニチュア・ダックスフンド)
・甘噛みがまだ治まらない。(イングリッシュ・コッカー・スパニエル)
・1年に1回くらい、ガッツリ皮膚が裂けるほど噛まれる。(柴)
・ちょうど歯が生えてきて、特に眠くなってくるとすごい勢いで噛みます。おかげで洋服はみんな破けるし、足と手は傷だらけ。怖いので家族みんなコタツの机の上に乗って生活しています。降りると噛まれるので。(雑種)
・機嫌の悪い時は触っただけで噛み付こうとするなどして、とても危険。(パピヨン)
・手、洋服、布物、壁、ダンボール、犬のベッドなど何でも噛む。(チワワ)
・初めて会う方に思いっきり噛むことがあるので、いつかケガを負わせてしまうんじゃないか心配です。(ミニチュア・ピンシャー)





通常、“甘えん坊”はあまり悪い印象ではありませんが、度が過ぎると困った問題になることがわかる、今回の結果でした。「ミニチュア・ダックスフンド」「トイ・プードル」のような小型犬の場合、室内で飼われ、オーナーとの関係が密になることで、甘えん坊の度合いが強まる傾向にあると思われます。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・ドッグランで他の子と全然遊べず、ずっと抱っこをせがむこと・・・。(チワワ)
・いつでもどこでも付いてくる。留守番させて出かけようとすると吐く。(ゴールデン・レトリーバー)
・留守番させるとヒステリックに吠える。(トイ・プードル)
・ストーカー犬であることと、とにかく気を引くためにありとあらゆるいたずらをする。(イングリッシュ・コッカー・スパニエル)
・祖母が犬アレルギーなのに祖母に甘える。(雑種)
・分離不安のようで困っている。(ミニチュア・ダックスフンド)





この項目に関して注目すべき点は、全体平均と犬種ごとの数値を比べてみても、各々さほど大きな差が出ておらず、いずれの犬種も多かれ少なかれ興奮しやすい傾向にあるということです。逆に、興奮した際に見られる行為は、ダッシュやジャンプ、“嬉ション”など、各々の犬によって異なるのも特徴なようです。

◆困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・散歩中に他の犬と会うと、興奮度120%です。(雑種)
・お散歩中、猫に反応し、猛ダッシュしようとリードを急に引っ張るので、何度も転びそうになった。><(パピヨン)
・興奮すると嬉ションをしてしまう。大人になったら治るかと思ったけど大人になっても治らない・・・。(トイ・プードル)
・家族以外の人にはすごく興奮して、吠えて噛み付く癖がある。(ボストン・テリア)
・とにかく人や犬が大好きなので、インターホンが鳴ると走っていって人に撫でてもらうまで落ち着かない。(ヨークシャー・テリア)
・脚に持病があるのに、興奮するとジャンプをするので。(ポメラニアン)
・もぐらや猫、鳥を見ると暴れだす。(ビーグル)
・犬にはあまり興味がないのに人は大好きで、遊びたくて飛びついてしまう。(ゴールデン・レトリーバー)


◆そのほか、愛犬の行動で困っていると回答した犬オーナーの意見抜粋
・まったくおもちゃで遊ばない。(ボストン・テリア)
・散歩が嫌い。(マルチーズ)
・ソファーに穴を掘る。(ドーベルマン)
・濡れるのが嫌いで、シャンプーもひとりでは出来ないのが困る。(ジャック・ラッセル・テリア)
・和室で畳に穴を掘ろうとする行動です。(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)
・なめ癖がひどいので困っています!クッションを必死になめ続けるせいで、クッションカバーはびっしょりです。(チワワ)
・食欲がありすぎて困る。(ビーグル)
・寝ている時に触ると怖いくらい怒る(涙)。なのに、いつも一緒に寝る(笑)。(イタリアン・グレーハウンド)
・「さて」というだけで、ケージに戻り留守番のおやつを要求する。(柴)
・夏に冷蔵庫を開けて涼むのをやめて欲しい。(シベリアン・ハスキー)
・老体で散歩を嫌がるようになってしまった。(ボーダー・コリー)
・なぜか靴下を盗んで囲い込む。取ろうとすると異常に怒る。(雑種)
・犬が脱走してしまう。(雑種)
・散歩のときまっすぐ歩かない。(ミニチュア・シュナウザー)
・自分の尻尾を追いかけて毛をむしるので困っている。(日本スピッツ)
・じゃれてこない、甘えてこないところ。ちょっと寂しい。(柴)
・他の子とあまり仲良く出来ないので困っています。(ポメラニアン)
・人間の食べ物を食べたがって自分のえさを食べません。(ミニチュア・ダックスフンド)
・高2の長男が犬にとっての主人であるようで、彼を叱っていると怒る。主人思いであるのだが、私としては・・・。(チワワ)
・犬小屋が傾くくらい庭に穴を掘ることがある。(雑種)



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 総評 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


“我が子”のようにかわいい愛犬にもそれぞれ、多かれ少なかれ
困ってしまう点があるということがわかる、今回の調査でした。

犬はトレーニングができる動物ですので、比較的人間と暮らしやすい
ペットだといえると思いますが、今回寄せられたオーナーたちの“ホンネ”から、
それでもやはり生き物と暮らすことは決して容易なことではなく、
楽しいことばかりではないということが、改めてわかります
(とはいえ、それを考慮したうえでも余りある愛情豊かな生活を、
みなさんが送っていると推測されますが)。

家族のように思っていても、彼らはやはり人間とは違う生き物。
例えば、吠えることも噛むことも、犬にとっては本来持っている習性であり、
そのような行為に及ぶ理由が犬なりにあるはずです。
人や物への被害を予防するためにしつけが大切であることは
言うまでもありませんが、ときには問題行動ととらえる前に、
それを愛犬からの“声なき声”として受け止め、
彼らをさらに深く理解するための足がかりにするという、
発想の転換をしてみるのも手ではないでしょうか。




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