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2011/3/28

愛犬の病気と健康管理
【アンケート実施期間】2011/2/9(水)〜3/8(火)
有効回答者数:888名(女性627名/男性261名)


「ペット総研」では、犬オーナーのみなさんにご協力いただき「愛犬の病気と健康管理」に関するアンケートを当サイト上で実施いたしました。


★2010年発表「愛犬の病気と健康管理」はこちら!

◆アンケート対象の愛犬の犬種


◆アンケート対象の愛犬の年齢


◆アンケート対象の愛犬の性別


◆アンケート対象の愛犬の飼育環境


◆アンケート対象の愛犬の去勢・避妊について


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■■■ 動物病院編 ■■■

◆狂犬病予防注射を接種していますか?

「毎年必ず受けさせている」と回答した人が85%にのぼり、非常に高い実施率であることがわかります。また、昨年同様のアンケート調査を行った際に比べ、「受けさせたことがない」と回答した人がわずかながら減少していることは、よい傾向といえるでしょう。

◆2010年に混合ワクチンを接種しましたか?


約8割が何かしらの混合ワクチンを接種していると回答し、「何種かわからない」を除くと、「8種混合ワクチン」を選んだオーナーがもっとも多いという結果となりました。

◆混合ワクチンは毎年接種していますか?

「毎年接種している」と回答したオーナーが7割近くにのぼったことから、混合ワクチンの接種がドッグオーナーの間に浸透していることがわかります。

◆動物病院を訪れる理由で、もっとも多いのは何ですか?

「予防接種」「病気の治療・検査」がほぼ同数で上位に並びましたが、「予防接種」と「健康診断」を合わせると、「病気の治療・検査」と「ケガの治療・検査」を合わせた回答数を上まわる結果となりました。治療が必要になる前に、日ごろから健康維持を意識し、予防医療を目的に通院するオーナーが多いものと思われます。

◆どのくらいの頻度で動物病院を訪れますか?

「半年に1回」という回答が約3割でもっとも多く、次いで「3ヶ月に1回」「月に1回」と続きました。間隔の差はあれ、多くのオーナーが定期的に通院しているようです。

◆ペット保険に加入していますか?

「加入するつもりはない」がもっとも多いものの、一方で「加入している」「いずれ加入するつもり」を合わせると、3割を超えるオーナーがペット保険に何かしらの興味を持っていることがわかります。

◆昨年1年間の診療費は、合計でいくらぐらいですか?

昨年の結果とさほど大きな変化はなく、全体平均は4万円強となりました。犬種別に見ると、もっとも平均が高かったのは「シー・ズー」で、そのなかでも全体平均より高額な診察費をあげているオーナーに絞ると、愛犬が高齢で現在「目の疾患」「皮膚疾患」を持っているというケースが多く見られました。逆に、もっとも平均が低かったのは「トイ・プードル」でした。

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■■■ 健康状態編 ■■■

◆現在、愛犬は疾患を持っていますか?(複数回答可)
※グラフは疾患を持っていると回答した人のみのデータです。(N=258)
※疾患を持っていないと回答した人は579名。わからないと回答した人は51名。

何かしら疾患を持っている場合、「アレルギー性/アトピー性皮膚炎」などの「皮膚疾患」が約4割でもっとも多い結果となりました。

◆愛犬の既往症はありますか?(複数回答可)
※グラフは既往症があると回答した人のみのデータです。(N=234)
※既往症を持っていないと回答した人は565名。わからないと回答した人は89名。

疾患を持っている愛犬に限った場合、やはり「皮膚疾患」がもっとも多く、次いで「骨・関節の疾患」となっています。皮膚疾患であれば前述のアレルギー性皮膚炎、骨・関節であれば椎間板ヘルニアなど、慢性化や再発しやすい疾病が多いことから「既往症=現在抱えている疾病」という場合も多いのかもしれません。

◆愛犬の健康について、特に心配なことは何ですか?



「特になし」を除くと、もっとも多かったのは「肥満」で13%となり、次いで「骨・関節」「歯・口」と並びました。肥満に関連した具体的な意見では、「運動不足」「食べる量が多い」といった生活習慣にかかわる意見が多く見られました。

◆ペットの健康管理のために行っていることは何ですか?(複数回答可)

「食事の給与量」「適度な運動」といった肥満と関連した項目を選ぶ人が多く見られました。また、昨年の調査時に比べ「給水量に気をつける」と回答した人が増えており、愛犬の口に入るものに気をつけているオーナーが多いようです。

◆ペットの健康チェックで目安にしていることは何ですか?(複数回答可)

上位の回答を見ると、「尿や便の状態や回数」「体重の増減」といった健康のバロメーターとなる項目と同程度に「普段とは違う行動」を重視している人が多く見られました。日ごろから愛犬をよく観察することが、病気の予防にも大切だという考えを持つ人が増えているようです。

◆その他、愛犬の健康に関する悩みや不安など、自由にお書きください。(以下、抜粋)
・歳をとることでおこる体の衰えが心配です。(雑種/10歳)
・高齢なので残りの余生を楽に過ごせるようにしていきたいです。足腰が弱ってきたので今後歩けなくならないかが心配です。(マルチーズ/15歳以上)
・やはり一番は悪性肥満細胞腫の再発です。全身転移性のガンなので、いくら全摘出来たからといって、油断できません。そして、次は早期に見つけてあげられるのかが不安です。(雑種/10歳)
・室内飼いでほとんど散歩に行くことがないので運動不足が心配です。(ポメラニアン/5歳)
・老齢のためか歯が抜けてきたこと以外にも白内障の疑いがあり、ペットの目がきちんと見えているのかが心配です。(マルチーズ/10歳)
・昨年の夏に、室温などかなり気をつけたが、熱中症になった。今年も猛暑だったらと思うと心配。(柴/4歳)
・ペットフードをそのままやるのがよいか、自家製のものを人間より薄味にしてあげる方がよいのか悩んでいます。(雑種/15歳以上)
・歯磨きがあまり上手く出来ていないのではないか心配です。(チワワ/5歳)
・ぴょんぴょん飛び跳ねたり高いところから降りたりするので骨折や怪我が心配(トイ・プードル/4歳)
・やはり愛犬の体重増加が気になります。健康状態は良さそうですが、どの程度食べさせていいものか、いつも迷っています。(ミニチュア・ダックスフンド/6歳)
・歯磨きや、シャンプーを嫌がる事。あばれまくるので大変(ヨークシャー・テリア/3歳)
・目やには、常に気になります。また避妊をしないと病気になりやすいと聞いて悩んでいます。(シー・ズー/3歳)
・白内障で両目が見えないので方向が分からない時が良くある。(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク/10歳)
・高齢なので寝てる時間が増えたが、それが何かの症状の始まりなのか少し心配(チワワ/13歳)
・皮膚疾患が多い犬種だとしても健康な皮膚でいてほしいので、細菌性皮膚炎に負けない免疫力をつける方法が知りたい。(フレンチ・ブルドッグ/1歳)
・高齢犬だと、保険に入れないので、治療費が高く、経済的に不安。(ボーダー・コリー/12歳)
・年をとってきて視力がおちてきたようです。散歩も短時間になってきたので寄り添って生きていきたいです。(甲斐/12歳)
・14歳という高齢なため、行動などでおかしなところがあっても、それが歳のせいなのか病気なのか、判断がつかない。(雑種/14歳)
・食物アレルギーがあるようで、ほとんどのドックフードは吐いてしまうし、おやつもクッキーなどは吐いてしまう。アレルギー用のドックフードは高い。(ワイアー・フォックス・テリア/2歳)
・以前は同じ犬種が乳がんで8歳で死んでしまった。大型犬なので、なるべく寿命が長くなるように健康に気をつけたい。(ゴールデン・レトリーバー/4歳)
・胃捻転と胃拡張になってからは怖くて家にひとりにできなくなりました。他にもご飯のやり方や回数など気をつけてます。(ジャーマン・シェパード・ドッグ/6歳)


やはり「愛犬の高齢化」をあげるオーナーが多いようですが、「視力が落ちてきた」「歯が抜けてきた」という具体的な症状をあげるものから、「保険に入れないので経済的に不安」など、不安に思うポイントが多岐にわたっていることが印象的でした。そのほか「歯磨きが上手にできない」という意見も多く見られました。



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 総評 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

現在抱えている疾患や既往症がないというオーナーが6割を超えている点などから、
愛犬の健康状態を良好に保っているオーナーが多いことがわかる、今回の調査でした。

各項目を見てみると、病院を利用する目的が予防接種や健康診断といった
“予防医療”の回答数が多いこと、食事や水の量に気をつけていること、
愛犬を日ごろからよく観察し変化を見逃さないように心がけていることなどが、
愛犬の健康維持につながるポイントなのかもしれません。
毎日の生活に取り入れやすい項目からお手本にしてみるのもおすすめです。

一方で、何かしらの健康問題を抱えるオーナーで多く見られたのが、
やはり「愛犬の高齢化」の問題でした。【昨年1年間の診療費について】の結果や
【愛犬の健康に関する悩みや不安について】で見られた意見のように、
高齢化に伴う疾病に対応するためには、精神的・肉体的な問題以外にも、
金銭的な負担が大きくなることも考えられます。

ペットの寿命が延びる、というのは医療面・環境面の質の向上が
背景にあるものと思われるので喜ばしいことではありますが、
今後ますます愛犬の高齢化が進んだ場合、動物病院のほかにも、
高齢ペットを抱えるオーナーをサポートする新しいサービスや仕組みが必要になるかもしれません。

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