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コラムニスト
石原 壮一郎
(いしはら そういちろう)

1963年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。以来、大人モノの元祖&本家として、日本の大人シーンを牽引し続けている。雑誌・新聞・ウェブ・携帯サイトなどに多数の連載を持つ。ニッポン放送で毎週日曜日昼12時から放送の『鴻上尚史と里田まいのサンデー・オトナラボ』では、「オトナ力」を研究する教授としてレギュラー出演中。おもな著書は『大人力検定DX』(文藝春秋)、『大人のホメ力』(世界文化社)、『30女という病』(講談社)、『大人の合コン力検定』(ソフトバンククリエイティブ)、『ちょい大人力検定』(河出書房新社)など。ニンテンドーDS版『大人力検定』&『大人の女力検定』も大好評。最新刊は『L25女子力検定』(おシゴトのさじかげん編&恋愛のさじかげん編、メディアファクトリー)。幼少時には、イヌ、ネコ、うさぎ、ニワトリ、金魚、ヤドカリ、鈴虫を飼った経験もある。

公式ホームページ「大人マガジン」
http://www.otonaryoku.jp/
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2008年 3月

ペットグッズを大人的に活用しよう
2008/3/19
ペットを愛するみなさん、こんにちは。
明日は春のお彼岸の中日ですが、お彼岸といえば「おはぎ」ですね。

ただ本来は、牡丹の季節の春のお彼岸は、こしあんの「ぼた餅」で、
萩の季節の秋が、粒あんの「おはぎ」とされています。
粒あんで、萩の花が咲く様子を表現しているのだとか。
ま、そんなことは気にせず、好きな方を食べるというのも、
それはそれで御先祖様への供養になるのではないかと思います。

すいません、ペットとは何の関係もない話でした。
しかも、今回のテーマと、カケラも関係ありません。
先日、大々的に発表された「ペットグッズ大賞2007」
あらためて、ペットグッズの底力や奥深さを思い知らされました。

いろんな部門で受賞の栄誉に浴した多彩なペットグッズの数々。
もちろん、そのままの用途でそのまま活用するのがいちばんですが、
その並外れた実力をさらに発揮してもらうために、
「大人的」という方向での活用法を探ってみるとしましょう。
開発したみなさんや販売しているみなさんも、きっと喜んでくださると信じて!

まずは、グランプリを受賞した「おでかけカートHG」

odekake

実はこれは、大人のホメ力を鍛える上で大いに役に立ってくれます。
知り合いがこれを使っていたら、ペットカートだと思わず、
自慢の高級車を見せてもらっている気になってホメたたえましょう。

「フォルムといい顔つきといい、やっぱり風格があるよね」
「乗り心地よさそうだね。運転……じゃなくて、押してても楽しいでしょ」


などと外見をホメたあとは、「ちょっと押させて」と頼みます。
しばらく押させてもらったら、さらに深く感心したような口調で、

「力強い加速といい、吸い付くようなコーナリングといい、最高だね」
「走る、曲がる、止まるの三位一体が高いレベルで調和してるよね」


そんなふうに自動車雑誌に出てくるみたいなフレーズを駆使してホメれば、
持ち主はさぞや満足してくれるに違いありません。
ただし、カートばっかりホメて、乗っているペットにひと言も触れないのは、
ペットの飼い主に対して最大の侮辱。
せっかくの努力が水の泡にならないように、ペットも適当にホメておきましょう。

続いては、しつけ部門で金賞を受賞した「バークフリー・プロ」

mudaboe

愛犬のムダ吠えを防止してくれる装置ですが、これをオフィスで活用してみましょう。

いつも机の上に置いておけば、口ウルサイ上司に対して、
「ムダ吠えしないでくださいね」というアピールになるはずです。
上司が、このグッズのことを知らなかったとしても大丈夫。
そっと引き出しにしのばせておけば、ネチネチと注意されても、
「これがなかったら、もっとムダ吠えされていたかも」と思って、
辛い時間を力強く乗り切ることができるでしょう。

あるいは、上司と同僚が堂々巡りの議論をしていたら、これを持ってそっと近づき、
切り替えスイッチを「高周波」にしてピー音を鳴り響かせて、
「ムダな議論は、いいかげんにしろ」と遠まわしに言ってあげましょう。
ぜんぜん遠まわしじゃないかもしれませんけど、何が起きたのかとキョトンとして、
議論どころではなくなるという効果は、確実にありそうです。

同僚との酒の席に持っていくのも一興。
お酒が入ったときだけ威勢がいい同僚が、いつものごとく、
「課長はわかってないんだよ。明日、ガツンと言ってやる!」
などとムダに吠えているときに、これをカバンから取り出しましょう。
きっと、あなたの前では二度とムダ吠えしなくなるはずです。
ただし、二度と口を聞いてくれなくなる可能性もありますが……。

家庭で、奥さんやダンナさんに使ってみてもよさそうですね。
いずれにせよ、かなり勇気がいるし、リスクのほうが大きい気もしますが、
金賞を受賞した実力を信じて、よかったらチャレンジしてみてください。

3つ目は、審査員特別賞を受賞した「限定!ハローキティ変身セット」

kity

我が家のネコをキティちゃんにしてしまうことができるという、
バカバカしくも面白い、何とも味わい深いグッズです。

リボンが付いた帽子に、ピンクのブラウスやチョーカーまで。
もちろんカワイイのはカワイイんですけど、サイトなどを見ると、
これをかぶらされたネコは、例外なく迷惑そうな顔をしています。
そりゃまあ、ネコにしてみればいい迷惑ですよね……。
しかし、そこにペットの飼い主としての大人力を鍛えるポイントがあります。

ペットを飼っていると、
「ペットはこんなことされても嬉しくないだろうな」と思いつつも、
飼い主である自分の欲望を優先する場面が、まったくないとはいえません。
「まったくない!」と言い切れる方は、それはそれでけっこうかと存じます。
たいへん失礼いたしました。

ただ、「嬉しくないだろうな」と薄々は察しつつも、
そうやって愛情を注ぐこと自体は喜んでくれているはず、という思いもあります。
嬉しくはないにせよ、イヤという気持ちもべつにないかもしれません。
といった具合に、都合のいい方向に解釈するのも、ペットを飼う上で大切な大人力。

そのほか、迷惑そうな顔をしつつも、
飼い主のワガママに付き合ってくれている様子を見て、
ペットに対する感謝の気持ちを新たにするのも、またオツなものです。
ネコに気ぐるみをさせるという無邪気な行為を楽しむ自分自身に、
愛しさを覚えてしまえるというメリットも見逃せません。

多少無理があろうとも、いろんな場面で、
「きっとペットも嬉しいに違いない!」
「こうするのがペットにとっての幸せ!」

と強く信じることは、ペットの飼い主としてもっとも大切な大人力であり、
ペットを飼うという行為の根幹に関わる責任の取り方でもあると言えます。

もしや、触れてはいけない問題に触れたのでは……という不安もありますが、
そんな感じで、いろんなペットグッズを多彩に活用してください。otona05

「猫の名前ランキング2008」に学ぶ!
2008/3/04

20080304_02ようやく春めいてまいりましたが、みなさんもペットもお元気でお過ごしですか。この時期、花粉症に苦しめられている方も多いかと存じます。

漏れ聞くところによると、動物も花粉症になるそうです。とくにサルとか犬とか。

桃太郎の連れていたサルや犬が花粉症の体質を抱えていて、しかもこの時期に鬼退治に行っていたら、また違う展開になっていたはず。歴史の流れも大きく変わっていたかも……あ、いや、あれは単なる昔話でしたね。

ぜんぜん関係ない話で始まりましたが、今回のテーマは「猫の名前」です。

1月に「犬の名前ランキング」を取り上げさせていただきましたが、
その調査を行なった、どうぶつ健保の「アニコム」は、
ちゃんと「猫の名前ランキング」も調べてくれています。

2月22日の「猫の日」にちなんで発表された2008年の結果は、以下の通り。
(2008年2月1日時点でアニコムクラブ「どうぶつ健保」に加入している
猫25,480頭の名前を集計 →ニュースリリース

【全体の名前ランキング】
1−モモ
2−レオ
3−ハナ
4−ソラ
5−サクラ

【男の子の名前ランキング】
1−レオ
2−ソラ
3−コタロウ
4−レオン
5−トム

【女の子の名前ランキング】
1−モモ
2−ハナ
3−サクラ
4−ナナ
5−ミミ


全体で1位のモモと2位のレオは、
同社が調査を開始した2005年から4年続けて不動のツートップ。
ハナは、昨年の4位から順位を上げて、見事トップ3入りを果たしました。

ちなみに、犬の名前ランキングでも、モモは女の子の1位(全体の4位)、
レオは男の子の4位、ハナも女の子の2位(全体の5位)と大人気。
ソラ、サクラ、ナナも、犬の名前ランキングの全体のベストテンに入っています。
街中で、「モモちゃ〜ん!」「レオちゃ〜ん!」とペットを呼ぶ声がしたら、
心の中で「犬かな? 猫かな?」と勝手に予想してみるのはどうでしょうか。

上の表をもう少し広げて、3つのランキングのトップ10を見渡してみても、
「猫ならではの名前」と言えそうなのは、全体の5位のトムのほか、
ミー(全体7位、女の子8位)、ミミ(全体9位、女の子5位)、
トラ(男の子5位=トムと同数)、チビ(男の子8位)、
クロ(男の子9位)、コテツ(男の子10位)といったあたり。

大人としては、犬のときと同様、ペットの名前を聞いた時には、
飼い主の望む方向でのリアクションをしておきたいところ。
それが大人のペット好きとしての務めであり美学です。

というわけで、何かの機会に猫の名前を聞いて「猫ならでは系」の名前だったら、

「猫らしい名前でいいですね!」
「猫の名前はそうじゃなくっちゃ!」


などと言ってあげると、きっと喜んでもらえるでしょう。
いっぽう、モモなどの「犬でも人気が高い系」の名前の場合は、
単に「カワイイ名前ですね」と言っておくのが無難。話題を広げようとして、

「ああ、知り合いの犬が同じ名前ですよ」

なんて言ってしまうと、気分を害されてしまう危険性があります。

20080304_01昔ながらの「タマ」は全体の18位と、新興のハイカラな名前に押され気味。「ミケ」に至っては全体の147位と、今や「珍しい名前」になっています。

運良く、タマやミケという名前の猫に出会えた時には、
飼い主に、

「日本の伝統を守り通そうという気概に満ち満ちた名前ですね!」

そんなことを感激した口調で言うと、きっと向こうも感激してくれるはず。たとえその猫が輸入種だったとしても、そこは関係ありません。

こうして眺めてみると、猫の名前の特徴と言えそうなのが「二文字が多い」こと。

コタロウ、レオン、サクラ、マロンといった三文字以上の名前に対しては、

「猫といえば二文字の名前が定番ですけど、とっても個性的ですね!」

という方向での賞賛も不可能ではありません。実際はよくある名前なわけですけど。

二文字の名前の場合は、

「やっぱり猫の名前は二文字が落ち着きますよね」

といったりアクションは、大人として欠かせないと言えるでしょう。

そのほか、名前を聞いて、メジャーな名前だったときに、
大人としてどうリアクションするかや、何に注意するかについては、
下のほうにある〈「犬の名前ランキング2007」に学ぶ!〉の記事で書いたノウハウが、
ほぼそのまま応用できます。ぜひご参照ください。
飼い主の側のノウハウも、だいたい似たようなものです。

名前についてあれこれ考えることで、図らずも、
犬の飼い主と猫の飼い主との固く太い絆の存在のようなものが、
クッキリと浮き彫りなった気がします。
また、動物たちに大事な何かを教わりましたね。

何を教わってどう大事なのかは、よくわからないので、あんまり深く聞かないでください……。otona01



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