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コラムニスト
石原 壮一郎
(いしはら そういちろう)

1963年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、93年に『大人養成講座』でデビュー。以来、大人モノの元祖&本家として、日本の大人シーンを牽引し続けている。雑誌・新聞・ウェブ・携帯サイトなどに多数の連載を持つ。ニッポン放送で毎週日曜日昼12時から放送の『鴻上尚史と里田まいのサンデー・オトナラボ』では、「オトナ力」を研究する教授としてレギュラー出演中。おもな著書は『大人力検定DX』(文藝春秋)、『大人のホメ力』(世界文化社)、『30女という病』(講談社)、『大人の合コン力検定』(ソフトバンククリエイティブ)、『ちょい大人力検定』(河出書房新社)など。ニンテンドーDS版『大人力検定』&『大人の女力検定』も大好評。最新刊は『L25女子力検定』(おシゴトのさじかげん編&恋愛のさじかげん編、メディアファクトリー)。幼少時には、イヌ、ネコ、うさぎ、ニワトリ、金魚、ヤドカリ、鈴虫を飼った経験もある。

公式ホームページ「大人マガジン」
http://www.otonaryoku.jp/
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2008年 2月

犬がらみの諺を使いこなそう!
2008/2/17

いやいや、今年の冬は寒いですね。
このあいだは、猫がらみの諺や慣用句のお話でしたが、となれば、
当然の成り行きとして、今回は「犬がらみ」で行きたいと思います。
犬オーナーのみなさんはもちろん、猫オーナーのみなさんも、
……以下、前回の4行目と同文。

猫に比べるとやや少なめですが、もちろん犬も、
いろんな言葉の中で元気に駆け回っています。

20080217_01「飼い犬に手を噛まれる」「犬も歩けば棒に当たる」「犬死に」
「負け犬の遠吠え」「犬が西向きゃ尾は東」「犬猿の仲」
「夫婦喧嘩は犬も食わない」「官憲の犬」「羊頭狗肉」……などが有名。


犬がらみも、猫と同じで、あまりよくない意味の言葉が多いですね。
「猫は三年の恩を三日で忘れる。犬は三日飼えば三年恩を忘れない」
いい意味の言葉を探すとしたら、このあたりでしょうか。
ただ、猫には失礼な言い方だし、犬を単純なヤツ扱いしている気配も……。

今回も、大人のペット好きの意地とプライドをかけて、
これらの言葉をいい意味で使いこなす道を探ってみましょう。

……うーん、と張り切って、
頭を抱えてワンワン、いやウンウン唸りながら考えましたが、
いい意味で使おうというのは、かなり困難な挑戦のようです。

無理に使うとすると、美しい女性をホメ称える場面で、

「キミほどの美人がモテるのは当たり前さ。犬が西向きゃ尾は東だよ」

と言ってみたり、仕事で大きな契約を取り付けた場面で、

「たまたまですよ。犬も歩けば棒に当たるっていうか……」

そんなふうに謙遜してみたり、といった感じでしょうか。
どちらも、やや「取ってつけた感」が漂いそうですが、
犬への愛の証しだと思って、使えそうな場面があったら、
違和感を乗り越えつつ果敢に使ってみましょう。

諺や慣用句のラインナップをながめてみると、
「そこはべつに、犬じゃなくてもいいんじゃないの」
と思えるものも、けっこうあります。
いい意味で使うのはなかなか難しそうなので、
あえて犬以外の動物に入れ替えて使うのはどうでしょう。

20080217_02かわいがっていたつもりの相手にひどい目に遭わされたときには、

「まったく、飼いハムスターに手を噛まれた気分だぜ」

そう言ってしまえば、犬を守ってあげた気になれるし、
たいしたダメージではないと強がっている気配も示せるかも。
まあ、ハムスターにはちょっと申し訳ありませんが。

両親や友達の夫婦の喧嘩をなだめるときも、

「まあまあ、夫婦喧嘩は豚も食わないっていうからさ」

と言えば、喧嘩をしていることのくだらなさがより強調されて、
効果的に反省を促すことができる……かな?
もしかしたら怒りの矛先がこっちに向かってくるかもしれませんが、
「犬よ、オレは頑張ったぞ!」という誇らしい気持ちは味わえるでしょう。

「猫がらみ」にせよ「犬がらみ」にせよ、
諺や慣用句という長年の伝統に逆らおうとするのは、
どうやら、なかなか容易ではないようです。
しかし、大切なのはチャレンジする心を忘れないこと。
たとえ大スベリしても、裏目に出ても、犬や猫だけは、
「よくやったね。気持ちは嬉しいよ」と思ってくれるはずです。

いやまあ、ものすごく勝手な期待ですけど、
どんな勝手な期待にも応えてくれるのが、ペットのありがたいところ。
ああ、またあらためて、ペットの底力を思い知らされました。
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猫がらみの諺を使いこなそう!
2008/2/01
みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、「猫」に関係する諺や慣用句です。
猫オーナーのみなさんはもちろん、犬オーナーのみなさんも、
ペット界の横綱同士のよしみで、ぜひご覧ください。

昔から人間の身近にいただけあって、猫を織り交ぜた諺や慣用句は、
とても猫の額にはおさまり切れないぐらいたくさんあります。

諺だと、
「猫に小判」「猫に鰹節」「猫の手も借りたい」「猫は三年の恩を三日で忘れる」
「猫叱るより猫を飼え」「猫を殺せば七代祟る」……
といったあたりが有名。

慣用句や猫にたとえた表現も、
「猫足」「猫被り」「猫舌」「猫毛」「猫背」「猫撫で声」「猫も杓子も」
「猫ばば」「猫の目」……
などなど、極めて豊富なラインナップです。

こうやって並べてみると、あまりよくない意味の言葉が多いですね……。
ただ、それも使い方次第です。
猫オーナーに限らず、ペットを愛するものとしては、
事あるごとに、猫がらみの諺や慣用句を積極的に繰り出すのはもちろん、
何とかいい意味で使いたいところ。
それが、大人のペット好きの責任であり、底力の見せどころと言えるでしょう。


たとえばデートで、彼女と公園を散歩していて、
ロマンチックな雰囲気になったとしましょう。
さらにいい雰囲気にするためには、彼女をホメまくるのが有効。
そんな場面で、猫がらみの諺や慣用句を使うとしたら、こういう感じでしょうか。

「君の美しさには、『猫も杓子』もイチコロだね」

言うまでもありませんが、猫撫で声でささやきかけましょう。
女性から男性に対しても使えそうです。

もうちょっと盛り上がってきたら、

「今の状況は『猫の鼻先にネズミを置くよう』という諺がピッタリだね」

と言って、意欲が満ちている様子を表現するのもオツなもの。
同時に、自分を猫扱いしていることにもなるので、
相手に「ウフ、カワイイ」と思ってもらえる効果も……いや、それはないか。
女性の口から発せられた場合は、
また違うニュアンスで甘い誘い文句になってくれそうです。


そこまで盛り上がっても、彼女に躊躇の姿勢が見られたら、

「ああ、『猫にサザエ』とは、まさにこのことだ!」

と言って嘆きましょう。ちなみに「猫にサザエ」とは、
好物だけど手の出しようがないことの例えです。

そんなこんなで交際が進んでいったものの、
相手の態度がいつも冷たい場合は、このセリフをぶつけるのがオススメ。

「君は、まるで『猫の鼻』だな」

ちなみに「猫の鼻」とは、いつも冷たいもののたとえです。
ストレートに「君はいつも冷たい」と言ったらケンカになるのは確実ですが、
教養を感じさせる遠まわしな言い方をすることで、素直に聞いてもらえるかも。

あるいは、その彼女が意外に料理が上手だったりした場合は、

「おー、昔から『ネズミ捕る猫は爪を隠す』っていうけど、まさにそのとおりだね」

そんな表現で賞賛しましょう。
同じ意味の諺としては、「能ある鷹は爪を隠す」のほうが有名ですが、
実は、こんなふうにネズミと猫バージョンもあります。

なんだか、どれも微妙に逆効果という気もしないではありません……。
しかし、猫に対する深い愛や、ひと味違うキャラクターであることは十分に伝わるはず。
よかったら、ぜひお試しください。
たとえ狙い通りの効果は上がらなかったとしても、
「猫に対して誠実な自分でいられた」
という満足感は確実に味わえます。

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