赤塚不二夫さん追悼企画、第3弾!
前回に引き続き、賑々しくとり行ないたいと思います。
「赤塚マンガの生き物キャラクター 何でもベスト3」それにしても、こうやってピックアップしてみると、
実に多彩で魅力的で、それぞれにぶっ飛んだ動物キャラクターたちが、
こんなにもたくさん登場していたのかと、あらためて感動させられます。
さてさて、本題にまいりましょう。
その3「複雑な背景を抱えていそうな生き物キャラクター ベスト3」1位 トロッキー(『狂犬トロッキー』)
2位 黒ネコのタンゴロー(『もーれつア太郎』
3位 ノラウマ(『天才バカボン』)

(著作権のからみがあるので、例によって、私が真似して描かせていただきました……)
1位のトロッキーは、どうやらソ連の偉い人をモデルにした勇ましい「革命犬」。本名はレオン・トロッキー。野良犬として生まれて、やがて飼い犬になりますが、
そんな自分の立場に疑問を覚えて決起します。ああ、何が彼をそうさせたのか……。
2位の黒ネコのタンゴローは、全身真っ黒でシルエットはニャロメとソックリな猫。人間に母親を殺された恨みを抱きつつ、何にでも噛み付く凶暴な日々を送っています。
最初はニャロメと衝突しますが、やがて心あたたまる友情が芽生えます。
3位のノラウマは、競馬のやりすぎで会社をクビになって野良になった馬。それまでは、中山君という名前でウマ社員として活躍していました。
なぜそこまで競馬にのめりこむのか、なぜ社員になれたのか、謎が多い存在です。
その4「ヤケクソで登場させた感が漂う生き物キャラクター ベスト3」1位 ちゃわんむし(『レッツラゴン』)
2位 イラ公(『レッツラゴン』)
3位 クソタケイムシ(『レッツラゴン』)

おお、なんと1位から3位までを
『レッツラゴン』の登場キャラクターが独占!『レッツラゴン』は、1971(昭和46)年〜1974(昭和49)年にかけて、
小学館「週刊少年サンデー」に連載されたマンガ。
主人公の少年のゴンが父親といっしょに暮らしている設定で始まりましたが、
回を追うごとにシュールで実験的でヤケクソな展開になっていきました。

そのハチャメチャぶりは極めてパワフルで、
一部の漫画ファンには強烈に支持されましたが、
残念ながら幅広い人気にはつながりませんでした。
赤塚不二夫としては、自分のやりたいことを
遠慮も加減もなくどんどん盛り込んで、
ギャグマンガの限界に挑戦するという「遊び」を
大いに楽しんでいたと言われています。
(画像は、小学館文庫『赤塚不二夫名作選 レッツラ.ゴン』の表紙
→Amazon)
そんなわけで、前回ご紹介したませりやベラマッチャも含めて、
ヤケクソで登場させた感じのぶっ飛んだキャラクターがたくさん出てきます。
1位のちゃわんむしは、ちゃわんむしなのに突然、言葉をしゃべり始めます。やがてスプーンと結婚。ここまでシュールだと、どう受け止めていいかわかりません。
そもそも、生き物キャラクターに入れていいかどうかも疑問ですが、
まあいちおう「虫」ってことで……。
2位のイラ公は、主人公のゴンの家のオスの飼い猫。普段はおとなしいのですが、睡眠を邪魔されるといきなり凶暴になります。
足の動かし方が、谷岡ヤスジのマンガに出てくる鳥と似ているのがご愛嬌。
3位のクソタケイムシは、やはり登場キャラである武居記者のクソから誕生した虫。武居記者は小学館の担当記者がモデルで、赤塚マンガではおなじみの存在です。
そのクソから生まれた虫……。当時の赤塚不二夫のヤケクソぶりが伺えます。
さてさて、3回も引っ張ってしまった赤塚マンガの生き物キャラクターのネタ、
お楽しみいただけたでしょうか。
いろんな生き物キャラに詳しくなったことで、みなさんのペットに対する愛が、
さらに盛り上がったとしたら望外の喜びです。
もっとあれこれ知りたいという方は、↓こちらのサイトをご覧ください。
赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!!
http://www.koredeiinoda.net/index.html「キャラクター検索」のコーナーには、生き物キャラクターはもちろん、
懐かしの人間のキャラクターも、ズラリと勢ぞろいしています。
天才バカボンのパパの秘密などがわかる「パパの質問コーナー」もオススメ。
ではでは、このところめっきり涼しくなってきましたが、
みなさんもペットもくれぐれもご自愛ください。
