みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、「猫」に関係する諺や慣用句です。
猫オーナーのみなさんはもちろん、犬オーナーのみなさんも、
ペット界の横綱同士のよしみで、ぜひご覧ください。
昔から人間の身近にいただけあって、猫を織り交ぜた諺や慣用句は、
とても猫の額にはおさまり切れないぐらいたくさんあります。
諺だと、
「猫に小判」「猫に鰹節」「猫の手も借りたい」「猫は三年の恩を三日で忘れる」
「猫叱るより猫を飼え」「猫を殺せば七代祟る」……といったあたりが有名。
慣用句や猫にたとえた表現も、
「猫足」「猫被り」「猫舌」「猫毛」「猫背」「猫撫で声」「猫も杓子も」
「猫ばば」「猫の目」……などなど、極めて豊富なラインナップです。
こうやって並べてみると、あまりよくない意味の言葉が多いですね……。
ただ、それも使い方次第です。
猫オーナーに限らず、ペットを愛するものとしては、
事あるごとに、猫がらみの諺や慣用句を積極的に繰り出すのはもちろん、
何とかいい意味で使いたいところ。
それが、
大人のペット好きの責任であり、底力の見せどころと言えるでしょう。

たとえばデートで、彼女と公園を散歩していて、
ロマンチックな雰囲気になったとしましょう。
さらにいい雰囲気にするためには、彼女をホメまくるのが有効。
そんな場面で、猫がらみの諺や慣用句を使うとしたら、こういう感じでしょうか。
「君の美しさには、『猫も杓子』もイチコロだね」言うまでもありませんが、猫撫で声でささやきかけましょう。
女性から男性に対しても使えそうです。
もうちょっと盛り上がってきたら、
「今の状況は『猫の鼻先にネズミを置くよう』という諺がピッタリだね」と言って、意欲が満ちている様子を表現するのもオツなもの。
同時に、自分を猫扱いしていることにもなるので、
相手に「ウフ、カワイイ」と思ってもらえる効果も……いや、それはないか。
女性の口から発せられた場合は、
また違うニュアンスで甘い誘い文句になってくれそうです。

そこまで盛り上がっても、彼女に躊躇の姿勢が見られたら、
「ああ、『猫にサザエ』とは、まさにこのことだ!」と言って嘆きましょう。ちなみに「猫にサザエ」とは、
好物だけど手の出しようがないことの例えです。
そんなこんなで交際が進んでいったものの、
相手の態度がいつも冷たい場合は、このセリフをぶつけるのがオススメ。
「君は、まるで『猫の鼻』だな」ちなみに「猫の鼻」とは、いつも冷たいもののたとえです。
ストレートに「君はいつも冷たい」と言ったらケンカになるのは確実ですが、
教養を感じさせる遠まわしな言い方をすることで、素直に聞いてもらえるかも。
あるいは、その彼女が意外に料理が上手だったりした場合は、
「おー、昔から『ネズミ捕る猫は爪を隠す』っていうけど、まさにそのとおりだね」そんな表現で賞賛しましょう。
同じ意味の諺としては、「能ある鷹は爪を隠す」のほうが有名ですが、
実は、こんなふうにネズミと猫バージョンもあります。
なんだか、どれも微妙に逆効果という気もしないではありません……。
しかし、
猫に対する深い愛や、ひと味違うキャラクターであることは十分に伝わるはず。
よかったら、ぜひお試しください。
たとえ狙い通りの効果は上がらなかったとしても、
「猫に対して誠実な自分でいられた」という満足感は確実に味わえます。

